院長コラム
2021年3月 緊急事態宣言解除について2021年03月22日 更新
3月22日に緊急事態宣言が解除されました。
感染者数は下げ止まり、微増傾向が見られるものの、ピーク時に比べるとはるかに低水準となっています。
しかし、新変異株が次々出現する中で、我が国の『変異株検査比率』は先進国中では遅れをとっています。
他国の状況から類推すれば、現状日本においても変異株比率は既に相当数に達しているものと思われます。
今後の焦点は変異株の動向ですが、原株と変異株の間の交差免疫、従来ワクチンの変異株に対する有効性、変異株の感染力、重症化率、死亡率など今後の推移を見なければ不明な点がたくさんあります。
また以前から、疫学や統計など様々な知見や情報が一部しか公表されていないとの疑問や懸念もあります。
さらに今回の緊急事態解除にいたった政府の判断には、国民の健康優先以外の様々な背景が考えられます。
以上の点を考慮しつつ、受診なさる皆様とスタッフの安全確保の為に、当院では緊急事態解除後もこれまでの臨時診療態勢を変える事なく継続いたします。
以前のように何の心配もなく、当たり前に生活できる日が来るまで、皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。
ご不明な点は、当院までお問い合わせください。(03-5950-1881)
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